「物語」の自販機をトーハンが開発。活字と紙は「新鮮な体験」として受け入れられるのか

コト
プレスリリースより

日本が「自販機大国」であることはよく知られています。

あらゆる種類の自販機が街中のいたる所に設置されていますし、キャッシュレス化や災害対応型、ユニバーサル化など、機能付加も進んでいます。

そんななか、「物語の自動販売機」という一風変わった自販機が登場しています。

プレスリリースより

これは、出版取次大手のトーハンが開発し、2025年10月から実証実験を開始しているもの。

物語を売るって、いったいどうやるの?

そんな疑問が浮かびますよね。仕組みとしては、以下の通り。

まずこの自販機には、設置者によって500~2500字程度のショートストーリーが複数登録されています。

ユーザーは、画面に表示されたいくつかの言葉(ボタン)から1つを選択。

プレスリリースより

すると、選んだ言葉に紐付けられたストーリーの中からランダムに1つが印刷されて、ユーザーはそれを受け取ることができるという流れです。

まあ、言ってしまえば、物語が印刷された「紙」の自販機ということですね。

そして、厳密には「販売」ではなく、ユーザーが無料で受け取れる「頒布」の仕組みになっています。

実証実験での設置場所は、東京都世田谷区の世田谷文学館、兵庫県神戸市のフェリシモ チョコレート ミュージアム、東京都渋谷区の青山学院大学。

実証実験が終わったのちに想定される活用シーンとしては、公共施設や企業イベントの会場などに設置し、その場所にゆかりの深い作品の一部、イベント・企画に関連する文章などを販売(無料頒布)するような使い方ですね。

企業のPRや販促ツールとしてはもちろん、施設の簡易パンフレットや新刊書籍の試し読みの手段など、用途は様々ありそうです。

スマホの普及などによって、紙に印刷された文字・活字との接点が減りつつある現在、若い世代には、逆に「新鮮な体験」として受け入れられるかもしれません。

プレスリリース

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